太平洋戦争で日本の輸送船は壊滅的な打撃を受けました。戦前は600万トンの船舶があったのが終戦時には60万トンまで激減。輸送船を護衛するという通商保護に負けた訳です。
米軍は主に航空機、潜水艦で輸送船を攻撃しました。ただ、広い太平洋上で輸送船団(多くても10隻程度、独航船もありました)を見つけ攻撃するのは意外に難しいものです。
特に潜水艦はセイル(艦橋)が低く見張り能力が低いので輸送船を発見しにくいです。
にも拘わらず1944年以降潜水艦による輸送船の被害が激増。日本も護衛艦を配備するも
数が足りず輸送船団に対して1,2隻程度で被害の拡大を止められませんでした。
軍首脳も何故これほど被害が出るのか?見当も付きませんでした。
米軍が日本の輸送船をこれほどまでに攻撃出来た理由は・・・
「暗号を解読して待ち伏せしていたから!」
米軍が日本軍の暗号を解読していたのは有名な話ですが全て解読出来ていたわけでは
ありません。高度な暗号は解読できていなかったです。
しかし、商船などが使う比較的やさしい暗号は解読されており、その暗号解読して
待ち伏せをしました。
日本の輸送船は同士討ちを避けるために「正午位置」を暗号で味方に連絡しました。
当然輸送船は正午にはその位置近くにいるわけです。米軍は正午位置に航空機や潜水艦を向かわせれば攻撃も容易になります。日本軍は終戦までこれを続けて輸送船は海の藻屑となりました。
「日本人は定められたルールに従順に従う傾向があり、疑うことがない」by米軍
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投資でもルールに従って行動する事は大事です。
でもそのルールは実情に合ってますか?