中瀬泝(なかせのぼる)は、レイテ沖海戦では戦艦伊勢の艦長でした。
実は中瀬艦長は艦長経験が少ない頼りない艦長?でした。
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海戦では米航空機の波状攻撃を受けて、空母4隻、軽巡洋艦2隻、駆逐艦2隻が撃沈されましたが、指揮下の戦艦伊勢はほぼ無傷でした。
敵将のハルゼー提督も「老練な伊勢艦長にしてやらてた」と述べましたが経験少ない艦長なんですがねww
さて、中瀬艦長は空襲下、操艦をしている際に、下士官2名が艦橋に来て
「艦長、機銃員2名が爆弾の水柱を浴びて海中に転落しました!救助お願いします!!」
と述べたのに対し
「あきらめろ!!」と怒鳴り返しました。
下士官2名はすごすごと艦橋を後にしましたが、心の中では「すまない」と
思ったそうです。
救助したいのはやまやまですが、空襲下で艦を停止すれば攻撃を受ける可能性もあります。
「大の虫を生かして小の虫を殺す」戦場は非情な場所ですが、時として「情」よりも
「理」が優先されます。