くまさん'sのんのんびより

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【非情な判断が艦を救う!】判断に迷ったら「理」に従え、「情」に流されるな!!

中瀬泝(なかせのぼる)は、レイテ沖海戦では戦艦伊勢の艦長でした。

実は中瀬艦長は艦長経験が少ない頼りない艦長?でした。

ja.wikipedia.org

 

海戦では米航空機の波状攻撃を受けて、空母4隻、軽巡洋艦2隻、駆逐艦2隻が撃沈されましたが、指揮下の戦艦伊勢はほぼ無傷でした。

敵将のハルゼー提督も「老練な伊勢艦長にしてやらてた」と述べましたが経験少ない艦長なんですがねww

 

 さて、中瀬艦長は空襲下、操艦をしている際に、下士官2名が艦橋に来て

「艦長、機銃員2名が爆弾の水柱を浴びて海中に転落しました!救助お願いします!!」

と述べたのに対し

「あきらめろ!!」と怒鳴り返しました。

下士官2名はすごすごと艦橋を後にしましたが、心の中では「すまない」と

思ったそうです。

救助したいのはやまやまですが、空襲下で艦を停止すれば攻撃を受ける可能性もあります。

「大の虫を生かして小の虫を殺す」戦場は非情な場所ですが、時として「情」よりも

「理」が優先されます。